昨日は、姉妹でレッスンにみえている生徒さんからご招待を受け、バレエの発表会に行って参りました。
発表会なのにチケットがあるんですね。
ご招待ということで用意したお花です。
生徒さんの通っている教室は、松山バレエ団の沼津支部に当たるお教室だそうで、途中森下洋子さんの「教室開設55周年」をお祝いする映像が流されました。
発表会は、とても華やかで素晴らしいものでした。
何と言っても色取り取りの衣装の美しいこと!
発表会の初めに出演者全員で踊る場面があるのですが、緞帳が上がるや、そこはさながらお花畑のようでした。
それで、ついついピアノの発表会と比べてしまいました。
一度に舞台に乗る人数の違いはあれど、一応ピアノの発表会もフォーマルな衣装を身につけるのですから、多少華やかになるはずなのですが・・・明らかに地味ですよね。
特に問題なのは中高生の制服でしょうか?
黒いピアノに黒か紺の制服・・・う〜ん、地味の極致ですね。
いや、色のせいばかりではありません。(黒いドレスもありますし)
言ってしまえば、制服は野暮ったいのです。
本来コンサートで言うフォーマルとは、学校の制服ではないはず。(制服は毎日繰り返し着ている超日常的な服のように感じます)
コンクールではドレスが当たり前なのに何故発表会だと制服がまかり通るのか考えてしまいました。(私が許可しているからですね)
今年の発表会では、ドレスを着た高校生の生徒さんがいて、やはり良いものだと思いましたし、小学生の中にも曲調に衣装を合わせたお子さんがいたり、連弾とソロで衣装を変えたお子さんもいました。
音楽と衣装、これは本来切り離して考えるものではなく、トータルして考えるべきものなのだと思います。
ドレスでなくともフォーマルなワンピースでも良いのです。
とにかくどうにかしたい!です。(脱制服!)
さて、話をバレエに戻します。
私は以前はバレエが好きで、公演にも足を運んでいました。
バリシニコフやジョルジュ・ドン、熊川哲也・・・でもいつの間にかコンサートから足が遠のき、今はDVD鑑賞かTVでローザンヌ国際バレエコンクールを観るくらいとなってしまいました。
そう言えば、昨日は賛助出演の男性ダンサーが、コンクールでお馴染みの海賊を踊っていました。
フリーのダンサーさんだそうで、技術も確かですし(と言っても詳しくは分かりませんが)サポートもお上手で、やはりプロは違うと感じました。
特にパ・ド・ドゥは、本当に素敵でした。
やはり生の舞台は良いものですね。
又、生徒の皆さんも学年が上がるごとにバレリーナらしくなるのが手に取るように分かり、日頃の精進が伺えて感心しました。
私の生徒さんも頑張っていましたよ。
発表会は4部構成で、1部2部はいかにも発表会といった様子でしたが、3部4部は白鳥の湖のダイジェストで、セットも有り、正に公演を観ているかのようでした。
男性舞踊手以外は生徒さんの様でしたが、皆さん素晴らしかったです。
特にオディール役の方が大変安定感のある踊りで、32回のグランフェッテも難なく回れていて驚きました。
お誘いありがとうございました。