ここのところ急激に秋めいてきましたね
朝晩の冷え込みが、加速しているようです
最近また始めました
伝聴研のトレーニングです
自然音とクラシック音楽を特殊加工した音をミックスしたCDを専用ヘッドホンで聴くだけの簡単トレーニングです
これを聴いて何が起きるかというと、簡単に言えば「耳のリセット」です
私たちは、生まれてからずっと母国語リズムの中で生きています
そのため、私たちが奏でる演奏も母国語のリズム感になってしまうそうです
例えば、クリスマスと日本語で発音する時、私たちは「く、り、す、ま、す」と5拍で発音します
母音を追いかけてしまうんですね
一方、英語の発音は「(く)りす(ます)」と、拍前の子音から始まり、1拍に収まります
抑揚も平板な日本語に比べて、アタック音から息のような音まで起伏に富んでいます
この特徴が、奏でる音楽にも現れるんですね
メトロノームに合わせて演奏してみると、それは如実に現れます
欧米人の演奏は、0コンマ何秒か前に音が出るそうです
そして私たち日本人は、メトロノームの音に一つ一つの音を乗せようとします
ところが、メトロノームの音を感知してから実際音にするまでに微妙なタイムラグが生まれるので、どこかもたついた印象の演奏になってしまうのだそうです
しかも、そのことに私たち自身は気がつく事ができないのだそうです
そして、そんな母国語耳をリセットするために作り出されたのが、伝聴研のトレーニングなのです
実験では、CDを聴いている最中の血流量が、通常の何倍にもなったんだとか
そのため、聴覚以外の効果も続々報告されています
面白いところでは、顔が左右対象になったなんていうのもありましたよ
今回は昨年春から1年以上振りの再開です
何か新しい効果がある事を期待しています