これは一体何かと言いますと・・・
クジ引きのクジです。
何のクジかと言いますと、大人のための発表会「モンクール」の演奏順を決めるためのクジなんです。
実はモンクールでは、演奏順を当日クジ引きで決めることになっています。
一応前半はシニア、後半はジュニア(実際ジュニアと呼べる年齢の方はおられませんが・・・)に、ざっくり分けてはあります。
とは言え、自分の未来を時の運に任せるというロシアンルーレット方式(?)
出演者の皆さんは、今年もまたハラハラドキドキを味わうことになるのでしょう。(どのみち私は大トリなので、ちょっとだけ人ごとです。笑)
そのモンクールまで、とうとう一カ月を切りましたね。
そこで残りの時間、どんな練習を取り入れたら良いのか考えてみました。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
まず、その日一番目の演奏は、本番のつもりで弾いてみましょう。
お辞儀から始めてみるのも臨場感が出て良いかもしれません。
その時、はじめから終わりまで何があってもくじけることなく弾き通しましょう。
靴は当日履くもので。
多少のプレッシャーをかけるために録音も出来たらいいですね。
次に録音を聴いてみましょう。
この時の演奏が今のご自身の実力ですので、素直に受け止めましょう。
そして「こんなはずじゃない!」とか「もっと美しく弾けるはず!」というところがあれば、あれこれ工夫しながら納得いくまで練習しましょう。
その時は、ご自身の出す音をよく聴いて、音や指使い、腕や手首の動き、指先の使い方等、あらゆることを確認しながらゆっくりしたテンポで行いましょう。
と、日々この繰り返しでしょうか。
録音機材のない方は、ご家族やご友人にお客さんとなって聴いてもらうのも良いのではないかと思います。
大人の方、特にシニア世代の方にとって最大の敵は過度な緊張です。
ですので、このような本番を想定した取り組みは、とても大事だと思います。
とは言え、お仕事、子育て、家事、その他諸々、ピアノだけに集中していられない大人の事情が皆さんにはありますよね。
結局、できる時にできるだけのことをする、これに尽きるのかなと思います。
同じ想いのピアノラヴァーズの皆さんですから、きっと暖かい気持ちで聴いて下さるはず。
ですから、余りご自分を追い込まないで、当日までの日々を楽しんで過ごして下さいね。