4月も半ばとなりました。
長い春休みにも少しずつ慣れ始めている頃でしょうか?
玄関前の小さな花壇にネモフィラが花を咲かせました。
パンジーの後ろに見える青い花がそれです。
実はこのネモフィラ、昨年種子を植え、少し芽が出たところでうっかり水遣りを忘れ、その殆どを枯らしてしまった曰く付きの花なんです。
残ったのは、たった一つの芽のみ。
春には花壇一杯のネモフィラを夢見ていたので、とてもがっかりしました。
ところが、そのたった一つの芽からこんなにも沢山の花が咲いたのです。
それでつい感激して載せてしまいました。
さて、先日調律師をしている生徒Kさんからこんな話を聞きました。
Kさんにはメンターがいるのですが、そのメンターから「仕事がないからといって調律しないでいると腕がなまるからやらないとダメだ」と言われたそうなんです。
実は、今どのご家庭も他人を家に入れることに抵抗があるのか、調律のキャンセルが相次いでいるというのです。
そんな中でのメンターの発言でした。
それを聞いて、なるほどなぁと思いました。
このコロナ騒動もいつか終わりを迎えます。
その時、この長いお休みをどのように過ごしたかということが、それぞれの今後の人生に少なからぬ影響を及ぼすのかもしれません。
そう思ったら、せっかく頂いたこの時間を、大切に過ごしたいものです。
それはピアノに限らず、いつも時間がなくてできなかったことをするでもよし、自分が本当にしたいことは何か考えるのでも良いと思います。
人と余り会わない今この時だからこそ、「人と比べてどう」ではなく、自分の内面としっかり向き合って、何か答えを得るチャンスにしてもらえたらと思っています。