コンサートに行ってきました。
清水マリナートホールで行われた佐渡裕指揮 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏会です。
(怪しすぎますね↗︎)
一体いつどんな徳を積んだのか見当もつきませんが、思いがけずチケットを頂くことができたのです。
なんたる幸運!
ご厚意に感謝しつつコンサートを堪能してきました。
演目は、チャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレと交響曲第5番、そしてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番でした。
ピアノは、今話題の反田恭平さんです。
ラフマニノフの協奏曲は、私が高校生の頃チャイコフスキーの協奏曲第1番と共に(レコードの裏表でした)一生分と言って良いほど聴き倒した曲でしたので、とても楽しみにしていました。
その反田さんのラフマニノフですが、まずは冒頭のピアノソロ、地の底から湧き上がってくるような壮麗な和音の響きに圧倒され、のっけから心を鷲掴みにされました。
ピアノって、こんなにも鳴るものだったのね〜、とピアノの先生らしからぬ感想を抱きつつ、時折美しいピアノの音色に涙しながら聴いていました。
が、そろそろ第1楽章も終わりに近づいた頃、何故か突然脳裏に浅田真央ちゃんが・・・真央ちゃんが現れて演技をし始めたのです。( ! )
そう、この曲は先日引退を宣言した浅田真央選手のソチ五輪のフリーで使用した曲。
多分この会場の殆どの人の頭の中には、この時、オリンピックのリンクで舞い踊る真央ちゃんの姿が浮かんでいたのではないかと思います。
何故なら、最後の音がジャン!と鳴るや否や、ワッと拍手が沸き起こったからです。
ほとんど条件反射のように、「やったね真央ちゃん!」となったのではないかと思われます。(時期が時期だけに仕方ないかな?)
その証拠に、その後の交響曲第5番では、楽章の後に拍手が起こるなんてことは全くなかったのですから。
恐るべし、真央マジックですね。
そんな訳で、第1楽章を、あっさり真央ちゃんにもっていかれてしまった反田さん。
佐渡さんと並ぶと小柄な印象の方でしたが、いざピアノの前に座るとなると物凄い存在感を放ち、その演奏は圧巻の一言でした。
一方佐渡さんの指揮はと言うと、相変わらずのドライブ感、指揮台の上で飛んだり跳ねたり拳を上げたり腕を広げたり・・・全身全霊で音楽を表現していました。
そして、そんな佐渡さんに応えるオーケストラの熱演も素晴らしかったです。
アンコールは、反田さんはシューマンの「献呈」、オーケストラは「くるみ割り人形」から「トレパーク」でした。
あ〜、楽しかった!
そうそう、お教室用にこんな物を買ってきました。
佐渡裕さんの絵本です。(サイン入り)
先日、楽器カードを紹介したばかりでタイムリーでしょ?
夢のある絵柄が素敵です。
生徒の皆さん、置いておきますのでご覧下さいね。